「辞めたい…でも、生活費が払えなくなる…」
今すぐにでも辞めたい気持ち、すごく分かります。
ただ、そのまま勢いで辞めると、お金の不安が一気に増えて、メンタルが削れます。
分かってるからこそ、一歩が踏み出せないんですよね。
僕が辞めたくても動けなかった理由は、今振り返るとこんな感じです。
- お金(貯金0で、生活できなくなる不安)
- 美容師以外できる気がしなかった
- 親への申し訳なさ
- 「逃げ」になるんじゃないかという気持ち
この中で一番行動を止めるのは、やっぱりお金の不安でした。
実際、この不安がある間は決断できず、ずっと踏みとどまっていました。
でも最後は限界が来て、準備ゼロのまま辞めてしまい、後悔しました。
逆に言えば、最低限の生活防衛資金さえ準備できれば、行動のハードルは一気に下がります。
今回の記事では、辞めるまでに貯めるべき生活防衛資金はいくらなのか、その決め方について解説しています。
それでは一緒に確認していきましょう!
結論:生活防衛資金は「月の生活費×最低3ヶ月」
僕の経験からすると、生活防衛資金は最低でも月の生活費の3ヶ月分は必要です。
これは肌感覚じゃなく、根拠があります。
厚労省の「令和2年転職者実態調査の概況」では、転職活動開始から離職までの期間は「1〜3ヶ月未満」が最も多い層(28.8%)です。
また民間調査(参照:リクルート)でも、20代の転職は入社まで平均3.5ヶ月というデータがあります。
僕自身も、準備ゼロで辞めた2月末から再就職した5月末まで、だいたい3ヶ月かかりました。
ここで、こう思う人もいるはずです。
「給料が低い美容師にとって、生活費×3ヶ月ってハードル高くない?」
「平均3ヶ月ってことは、もっと長引いたらどうするの?」
…って、不安の声が聞こえてきそうですね。笑
でも、ここで言う生活防衛資金は、普段の生活費をそのまま3ヶ月分という意味ではありません。
仕事を辞めた後は、生活費をある程度落とすのが前提です。
たとえば、
- 昼はコンビニ弁当→家で簡単に済ませる
- 仕事用の服や身だしなみへの出費→減らせる
こんなふうに、必要になる支出は変わります。
なので次は、「そもそも生活防衛資金とは何か?」を解説します。
生活防衛資金とは働けない時の生活を守るお金
生活防衛資金とは、万が一働けなくなった時でも生活を守るためのお金です。
病気やケガで収入が止まった時もそうですが、この記事では「退職して収入が一時的にゼロになる期間」のためのお金を指します。
つまり、辞めてから次の収入が入るまでの“つなぎ”ですね。
日々の生活費は大きく3つに分類されます。
固定費(家賃やスマホなど、毎月ほぼ固定でかかるもの)
変動費(食費や日用品など、月によって変動するもの)
特別費(家電の買い替えなど、突発的な支出)
ただ、生活防衛資金で大事なのは「仕事ができない期間に生きていくための最低ライン」です。
なので目安としては、
生活防衛資金=止められない固定費+最低限の変動費
と考えてOKです。
退職前に必要な貯金の考え方
必要な貯金額は「なんとなく」では決められません。
退職すると収入は止まりますが、家賃やスマホ代などの支払いは止まってくれない。
まずは“月にいくら必要なのか(最低ライン)”を出して、そこから計算していきます。
①「月の生活費」を出す(固定費+変動費)
まずは“今の生活”で、最低いくら必要かを出すために、支出を洗い出します。
ここで大事なのは1円単位で正確に出すことよりも、抜け漏れをなくすことです。
最初は先月の実績から振り返ってみましょう。
※「ここからコピペしてメモに貼ってOK」
【固定費】
家賃 円
電気 円
ガス 円
水道 円
スマホ 円
ネット(wi-fi) 円
サブスク 円
保険 円
奨学金/借金 円
固定費合計 円
【変動費】
食費 円
日用品 円
交通費 円
被服費 円
医療費 円
趣味・娯楽費 円
その他 円
変動費合計 円
固定費+変動費 円
②必要額を出す(最低ラインにする)
次に、①で出した支出から「なくても困らないもの」を落として、最低ラインにします。
外食・服・娯楽・サブスクなどは、一旦ゼロ〜最小に寄せてOKです。
残った金額が 退職中の1ヶ月分の生活費(最低ライン) になります。
※食費と医療費は削りすぎない。最低ラインで考える。
③不足額を出す(必要額−現在の貯金)
最後に、必要な生活防衛資金を計算します。
必要額=(最低ラインの生活費)× 3ヶ月
※転職先の初任給のズレがあるので、余裕があれば4〜6ヶ月だと尚良し
【不足額=必要額 − 現在の貯金】
不足額が分かれば、「あと何ヶ月で貯めるか」「毎月いくら貯めるか」も決めやすくなります。
生活防衛資金が貯まってない時の対処法
不足額が分かれば、あとはやることはシンプルです。
「収入を増やす」より先に、まずは 毎月の支出を落として、貯金に回せる額を作る。これが最短です。
①固定費を下げて、毎月の貯金額を増やす(通信費・保険・サブスク)
アシスタントの給料で貯金を作るのは正直きつい。痛いほどよく分かります。
そんな時に一番効果的なのは、固定費を見直し削る事です。
固定費は、一度下げてしまえば、“ 何もしなくても毎月勝手にお金が残る”ので、効果が一番デカいです。
まずはこの順で見直していきましょう!
通信費:格安SIMに変更/プラン見直し
→目安:月3000円〜5000円ほど節約できる可能性あり
サブスク:使ってないものは解約
→目安:500円〜3000円見込みあり
保険:契約している保険を見直す
→保険貧乏を防ぐ
※具体的なやり方(乗り換え手順、見直しポイント)は別記事で解説します。
②それでも厳しいなら、親に事前相談
今すぐ辞めたいと思っている美容師にとって、生活防衛資金を貯めるのは結構きついと思います。
安月給で、なかなか貯蓄に回せない⋯、だから辞めたいのに⋯って思う気持ちも分かります。
おすすめは出来ませんが、親に頼るのも手段としてはあります。
ただ、いきなりお金を借りると言うより、事前相談するのがいいと思います。
大事なのは「お金をください」じゃなくて、事前に状況を共有して“協力をお願いできる状態”を作ること。
- いま辞めたい理由(体調・環境など)
- 必要な生活防衛資金と不足額
- 自分がやること(固定費削減・転職の動き)
- それでも厳しい場合に、最終的に頼らせてほしいこと
これらを事前に相談することで、追い詰められてからの判断ミス(勢い退職等)が減らせるはずです。
③失業保険は頼りすぎない
失業保険は助けになります。
でも、もらえるまで時間がかかる/条件がある/金額も人によるので、これに頼り切った生活設計にしてしまうと、思ってたより額が少なかったり、要件によって支給されなかった場合に詰みます。
だから基本は、
生活防衛資金(現金)を先に作って、失業保険は“入ったらラッキー” くらいで考えるのが安全です。
貯金0で辞めるリスク
ここで、僕の失敗談をお話しておきます。笑
僕は美容師を辞める時、生活防衛資金ゼロのまま辞めました。
親にも相談してなくて、正直、借金もある状態。(精神的に限界でサロンに行けなくなりました)
辞めた直後は「すぐ次が決まるでしょ」って甘く見てました。
でも現実は厳しくて、何社受けても受からない。
お金がないので、まずは日雇いの派遣に登録しました。
その日に働けるのは助かる。でも日当は低いし、いい案件は早い者勝ち。
それでも生活のために、選り好みしてる場合じゃないんですよね。
本当は「やりたい仕事」「合う仕事」を探したい。
でも貯金0だと、そんな余裕は一瞬で無くなります。
仕事選びが“条件”じゃなく“生きるため”に変わるからです。
しかも転職って、思ってるより時間がかかります。
履歴書送付→選考→面接→選考→合否で、普通に1ヶ月は飛びます。
不採用なら、また最初から。時間もお金も削られます。
そのうち、家賃や支払いの期限が来る。
だから僕は、途中で正社員を探すのを諦めて、アルバイトに切り替えました。
「やりたい」より「今すぐ安定した稼ぎ」を優先するしかなかった。
これが、貯金0で辞める一番のリスクです。
辞めること自体は悪くない。でも、準備ゼロだと“選択肢”が限られるんです。
だからこそ、辞める前に最低限の生活防衛資金を決めて、用意することが大切です。
まとめ
辞めたいのに動けない一番の原因は、結局「お金の不安」です。
だから最初にやるべきことは、気合いでも根性でもなく、退職前に必要なお金(生活防衛資金)を確保すること。
生活防衛資金の目安は、「月の生活費(最低ライン)×最低3ヶ月」。
普段の生活費そのままではなく、退職後は支出を落とす前提で考えます。
必要額は次の手順で決められます。
固定費+変動費を洗い出す(抜け漏れなく)
「なくても困らない支出」を落として最低ラインにする
最低ライン×3ヶ月(余裕があれば4〜6ヶ月)で必要額を出す
固定費+変動費を洗い出す(抜け漏れなく)
「なくても困らない支出」を落として最低ラインにする
最低ライン×3ヶ月(余裕があれば4〜6ヶ月)で必要額を出す
- 固定費+変動費を洗い出す(抜け漏れなく)
- 「なくても困らない支出」を落として最低ラインにする
- 最低ライン×3ヶ月(余裕があれば4〜6ヶ月)で必要額を出す
- 必要額−現在の貯金=不足額を出す
不足額が分かったら、まずは 固定費を削って毎月の貯金額を増やす。
それでも厳しいなら、親への事前相談や失業保険は「補助」として考えるのが安全です。
そして最後に、僕の失敗談。
貯金0で辞めると、焦りで仕事選びの基準が崩れ、“選択肢”が一気に減ります。
だからこそ、辞める前に最低限の生活防衛資金を用意しておきましょう。
今日やることは1つ。
まずは「先月の支出」を書き出して、あなたの最低ラインを出してみてください。
生活防衛資金が用意できれば、「嫌だけど辞められない」状態から抜け出せます。
今すぐ辞めたい気持ちも痛いほど分かります。だからこそ、まずは冷静に、あなたに必要な生活防衛資金を計算してみましょう。

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